男性と女性の性欲はどこから?

脳がセックスに重要

セックスはあらゆる行為と関係します。

誰かとセックスをするにも相手に惹かれたからであり、その課程で見て・聞いて・感じるという行為はすべて脳が統制し、DNAはある人間に惹かれるように脳にプログラムされています。

内部視床下部の一部であるINAH3は女性より男性のほうが大きくヘテロセクシャルの男性の方がゲイの男性より大きいのです。

レズビアンでいえば男役の女性のINAH3は男性のものと似ているのです。

異性の好みも性的な欲求もすべて脳内で起こっているわけです。

男性にとって魅力的な女性は大きな乳房とお尻、くびれたウエストの女性を好みます。

ウエストのサイズで言えばヒップの68%以下という統計があります。

一方女性が魅力的に感じる男性は大きな肩や細いウエスト、発達した筋肉と言えます。

こうした好みは実は人類がまだ狩猟社会で暮らしていた頃のメンタリティーが脳内に残っていることが起因しています。

脳の回路は遺伝子と環境によって作られいます。

遺伝子が脳にプログラムしたためにある環境でいるときにはプログラムされているために特定の行為をするのです。

なんらかの行為で快楽を得る経験をするとその行為は繰り返される傾向があり、セックスはたいてい快楽という報酬が与えられます。

だからセックスばかりを繰り返そうとし、人はしばしば間違った相手を愛してしまうわけです。

初めてのデートでセックスをし、もしそれが楽しい経験なら人はそれを繰り返そうとします。

たとえお互いの性格がまったくのミスマッチでも関係ありません。

いったんセックスをする関係になると人眼の脳はその相手というより、その相手との快楽に惹かれてしますものですから。

愛の生化学

フェルエチルアシン(PEA)という神経伝達物質が分泌されPEAのせいで激しい恋に落ち常識などどうでも良くなって周りが見えない状況になるのです。

PEAには”愛の微分子”という異名があります、それは恋愛感情を告白する時に告白する側もされる側も大量のPEAを分泌するという研究結果から出てきた異名なのです。

興味深いのはPEAの効力は3年半から5年ほどしか続かないのです。

離婚率は結婚後5年ほどでピークを迎えるのはそのためでしょう。

PEAに頼った結婚生活は長続きしません。

夫婦が長く良好な関係を保つにはお互いの子供を得るように努力し子供が出来たらその子を守るために夫婦が協力するというのが最も理想的な関係なのです。

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PEAの効力

数千年前に脳にプログラムされた男女関係と関連があります。

狩猟・採集時代の女性は妊娠すると早く走ることも木登りも出来ないし、エサを見つけるのも大変でした。

だから自分を守ってくれる男性が必要だったのです。

しかし生まれた子供が3歳くらいになると母親とその子供には父親が必要ではなくなります。

部族が子供の面倒を見るからです。

PEAの効力が3年半から5年しか持たないのはここにあると確信しています。

PEAの有効期間というのは男女がお互いに惹かれあいセックスをし、お互いの絆を深める期間に相当します。

遺伝子的に見れば狩猟・採集時代の女性にとって同じ相手の子供を何回も産むよりも多くの男性と交わる方が優秀な遺伝子を残せる可能性が高まるといえました。

だから法律が認めるかどうかとは関係なく一夫一妻制は人間の脳には組込まれていないというのが科学的な事実なのです。

だから人間は浮気をしてしまうのです。

惚れ薬

PEAはある神経細胞が他の神経細胞集団に好き・嫌いといった一定の反応を引き起こさせる働きをしています。

誰かに惹かれるというのはある特定の神経細胞集団の作用ではないのです。

PEA神経細胞同士をコミュニケートさせる物質だからこれを採取し注射しても何の役にも立ちません。

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