女性の思春期から更年期までの心と体

女性の思春期から更年期までの体の変化

女性の心は「秋の空」というように、男性には何年付き合っても女性の心はなかな理解することはできません。

女性の精神状態、言動、行動を理解するには、むしろ体の内部について熟知する必要があります。

1.初潮を迎えて生理(月経)が始まる思春期

2.生殖可能で安定した20~30代後半の妊娠・出産に最も望ましい時期

3.生理が終わる閉経へ向けての更年期

初潮を迎えたあと、体が成熟して20歳前後で安定期に入るまでは、生理が乱れることは珍しくありません。

ただでさえ多感な時期に体の不安を抱えることが、身体的な動揺となって態度にでるわけです。

しかし女性はその日の気分で無愛想であったり気むずかしかったりしますが、女性の生理はそれほど単純ではありません。

女性には月に一度嵐のような事が体内では起こり、予想の出来ない変化があるのです。

エストロゲン

女性らしい体を作ると同時に、自律神経のバランスをとり、情動を安定させる作用をもっていて、排卵前後に最も分泌量が多くなる。

プロゲステロン

排卵の後に多く分泌されるもので、女性の体を毛深くしたり、皮膚を硬くしたりするなどの作用があります。

妊娠した場合に赤ちゃんを守る役割があるためです。

体温調整に関係していて、このホルモンが増えるほど基礎体温が上昇する。

基礎体温を測ると妊娠や避妊の目安にも出来ます。

排卵から月経までわずか2週間ほどですが、この間に女性の体は急激なホルモンバランスの変化を経験します。

ホルモンの分泌量が多くなったり少なくなったりすることによって、自律神経や情動のバランスが崩れる。

それがうつ状態になったりイライラしたりするなど、感情の起伏の激しさとなって現れます。

生理によって周期的に引き起こされる精神的不安定な状態は「月経前症候群(PMS)」と呼ばれその症状は実に多彩なのです。

・食欲のバランスが崩れて過食になる
・やたら眠くなる
・性欲に影響
・セックスがしたくてたまらなくなる
・味覚や嗅覚などの五感が変調する
・万引きなどの異常行動を起こす

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